日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス
2006年11月25日

地球温暖化について

現在、最も注目を集めている環境問題は「地球温暖化」だと思います。ここ数年ニュースなどでも大きく取り上げられているため、きっとほとんどの人が、いまさら説明するまでもなく地球温暖化とは何か知っていることでしょう。でも、実はこの地球温暖化というのはけっこう複雑な現象なんです。


皆さんご存知の通り、地球温暖化とは二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることによって地球の温度が年々上昇していくという現象です。過去100年の間に約0.6℃の割合で地球の温度が上昇したといわれています。しかし、地球の温度は本当にこのまま上昇し続けていくのでしょうか?


例えば、二酸化炭素の増加によって地球の温度が上がると、植物の活動が活発になります。ジャングルに木々が生い茂っているように、暖かい場所では植物が良く育つようになるんです。すると、植物は光合成によって二酸化炭素を吸収しているため、二酸化炭素の濃度はだんだん減少していきます。つまり、二酸化炭素が増加して地球の温度が上がっても、植物の働きによって二酸化炭素の濃度はまた元に戻されるというわけです。このように、何か変化が起こったとき、その変化を元に戻そうとする働きを「負のフィードバック」といいます。


しかし、負のフィードバックがあるからといって安心はできません。地球の温度が上がると、寒冷地では雪や氷が融けていきます。雪や氷は地球を暖める太陽からの放射をよく反射しているので、雪や氷が少なくなると太陽放射を反射する割合(アルベド)が減り、地表面が暖まっていきます。するとさらに雪や氷が融け、ますます温度上昇が加速していきます。このように、何か変化が起こったとき、その変化をさらに増幅させようとする働きを「正のフィードバック」といいます。


このようなフィードバックがどれだけ働くかによって、地球温暖化がこのまま進むのか、また元通りになるのかが決まっていきます。地球全体でのフィードバックの効果を調べることはとても難しく、これから先どうなっていくのかまだはっきりとはわかっていないようです。しかし、さまざまなデータを検証した結果、今のところ地球は温暖化しているというよく知られた結論が導き出されています。ニュースではほとんど説明されませんが、地球温暖化はこのようにさまざまな要因が絡み合って起こっているんです。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(0) | TrackBack(0) | 気象の話 |
2006年11月20日

申し込み完了!

今日、気象予報士試験の受験料の払い込みと受験申込書の郵送をしてきました。
これであとはもう気象予報士試験に向けてしっかり勉強するのみです。


で、今の勉強の状況はというと、まだ新しい参考書を少しずつ読み進めているだけです。
前回の気象予報士試験以来実技の問題を解いてないので、そろそろ問題演習もしていかないとなーとも思ってます。


それにしても、学科試験が免除になっても受験手数料が同じっていうのはちょっと納得できません。
学科免除で受験の手間が半分ですむんだから、手数料も半分ぐらいでもいい気がするんですけど。
まぁもう手数料がかからないように、次の気象予報士試験に合格できるようにがんばるしかないですね…。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ |
2006年11月15日

新しい参考書

最近、気象予報士試験の新しい参考書を買いました。
まだ少ししか読んでないんですけど、なかなか使いやすそうです。
いつかこのブログでも詳しく紹介したいと思います。


このところ気象予報士試験の勉強から遠ざかっていたんですけど、この参考書を買ってからようやく少しずつ勉強するようになってきました。
もう次の気象予報士試験まで100日を切ってるので、そろそろ本格的に勉強を再開しようと思います。


でも、その前にとりあえず気象予報士試験の申し込みしないとだめですね…。
やっぱり大学生にとって11,400円は辛い…。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ |
2006年11月10日

天気予報の精度とカオス

天気予報の精度と数値予報の続きです。


これから先スーパーコンピュータの性能がさらに良くなり、数値予報モデルもどんどん改良されていったとすれば天気予報が100%当たるようになるかというと、そうはなりません。それは大気が「カオス」という性質を持っているからです。


カオスとは、初期値の小さな差が将来大きく増大する性質のことです。つまり、はじめは些細なことでも、時間が経つと結果に大きな影響を与えてしまうということです。「バタフライ効果」(北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで嵐が起こる)というものがありますが、これは大気のカオス性を簡単に説明したものです。


数値予報に使う観測で得られた値に少しでも誤差が含まれていると、大気のカオス性によって時間が経つにつれ誤差が増大していきます。そのため、近い将来の予報は当たっていても1週間後や1ヵ月後の予報は実際の天気と大きく食い違ってしまいます。明日や明後日の天気予報はよく当たっても、週間天気予報は結構はずれやすいというのはみなさんも感じたことがあるのではないでしょうか。


もし観測値に誤差がまったく含まれていなければ、いくら先でも正しい予報ができますが、気象観測には必ず誤差が含まれてしまいます。バタフライ効果でもいわれているように蝶の羽ばたきでさえ気象現象に影響を与えてしまうのでは、人間がそれらすべての誤差の要因を制御するのは不可能ですよね。


大気のカオス性と観測誤差によって、ずっと先の天気が完璧に予報できるようになることはありません。そのため天気予報は「確率」としてしか表現できないのです。しかし、予報技術の発達によって将来的に週間天気予報ぐらいならかなりの確率で当たるようになるのではないかと思います。ずっと先の天気がわかればとても便利なんですが、何か新しい方法が発明されない限り、そこが天気予報の限界だと思って諦めるしかないみたいですね。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(1) | TrackBack(0) | 気象の話 |
2006年11月06日

天気予報の精度と数値予報

以前書いた記事(「気象予報士」で検索すると)の続きです。


現在、天気予報を行う上で欠かせないのが「数値予報」という方法です。数値予報とは、地球大気を細かな格子で区切り、その格子点の気圧、気温、風などから、コンピュータを使って将来の大気の状態を予測するというものです。


例えばサイコロを机の上に転がしたとき、サイコロの形や質量、初速度、転がす瞬間の位置、机の表面の状態などがすべてはっきりとわかっていれば、物理法則の方程式を解くことによってサイコロのどの目が出るかは予測できます。これと同じように、大気の初めの状態がわかれば、物理法則の方程式を解くことによって将来の大気の状態がわかる、というのが数値予報の基本的な考え方です。


しかし、大気はサイコロのように単純ではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合って変化しています。そのため、数値予報でコンピュータに計算させるプログラムには、地形の影響、太陽からの放射、雲の生成や降水の効果など多くの物理法則が考慮されています(このプログラムを「数値予報モデル」といいます)。数値予報ではこの数値予報モデルを使って、大気の初めの状態からほんの少しだけ時間が経った後の状態を予測し、その予測をもとにまた少しだけ時間が経った後の状態を予測するというように、小さな予測を繰り返していくという方法がとられています。みなさんがよく目にする予報天気図などもこの方法で作られているんです。


この数値予報の開発によって、天気予報は格段に進歩しましたが、完全に当たるようになったというわけでもありません。万能に見える数値予報にもいろいろな欠点があります。例えば、数値予報では数値予報モデルで使う格子点の間隔よりも小さな現象はうまく予測できません。格子点の間に発生する竜巻や個々の積乱雲などの気象現象は予測が難しいようです。


それなら格子点の間隔を短くすればいいじゃないか、と思うかもしれませんが、なかなかそういうわけにもいきません。格子点の間隔を短くすると、予測にかかる時間は急激に増えていきます。格子点は縦、横、高さの3次元にちりばめられているので、単純に格子点の間隔が2分の1になれば予測にかかる時間は8倍、さらに今まで無視してきた物理法則も適用する必要があるので、それ以上の時間がかかってしまいます。明日の天気を予報するのに、計算が明後日までかかってしまうのでは天気予報として成り立ちませんよね。


さらに根本的な欠点である、大気のカオス性についても書こうと思ったんですが、また長くなってきたのでそれも次の機会に。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(0) | TrackBack(0) | 気象の話 |
日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。