日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス
2006年10月30日

コリオリ力

気象予報士試験の学科一般の出題範囲に、「大気の力学」というものがあります。僕は理系の大学生なので、この範囲はけっこう好きだったんですが、文系の人にとってはかなりの負担になるようです。その中でも「コリオリ力」は特に理解するのが難しいところです。そこで、この「コリオリ力」について僕なりの説明をしてみたいと思います。


コリオリ力とは何かを簡潔に文章にすると、「回転系から観測したときに物体の運動方向と直角に働く見かけの力」となると思います。…これだけだと何のことだか全然わかりませんね。


そこでまず、回転する円盤と2人の観測者を考えます。1人は円盤の中心に立ち、もう1人は円盤の外に立っているとします。回転している円盤の中心にいる人が外側に向かってボールを投げると、円盤の外にいる人にはボールはまっすぐ飛んでいくように見えますが、円盤の中心でボールを投げた人にとってはボールが曲がっていくように見えます。これは円盤の中心にいる人にとっての「まっすぐ」の方向が、円盤の回転によって変わっていってしまうためです。


このとき、円盤の上の人がボールの軌道を計算しようとしたとします。普通、ボールの軌道はボールに働いているすべての力と初速度がわかれば計算できますが、円盤の上の人から見ればボールは何も力が働いてないのに曲がってしまうという変な状態なので、うまく計算ができません。


そこで、円盤の上の人から見ると、ボールにはコリオリ力というものが働いていて、このコリオリ力がボールを曲げているということにすると、計算がうまくいくようになります。つまり、乱暴に言うとコリオリ力とは計算のつじつまを合わせるために考えられた見かけの力です。円盤の外にいる人にとっては「存在しない力」ですが、円盤の上の人にとっては「存在することにしている力」ということになります。


気象学でいえば、円盤は地球、ボールは大気にあたります。地球は北極から見て反時計回りに回転しているので、北半球にある日本付近ではコリオリ力は「運動方向に対して直角右向きに働く力」となります。コリオリ力は大気の運動を語る上ではとても重要で、台風が渦を巻いているのもコリオリ力が働いているからです。


このコリオリ力の説明が本質的に正しいかどうかの自信はありませんが、気象予報士試験を受ける上ではこれで十分だと思います。もし何か間違いがありましたらコメントで教えていただけるとうれしいです。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(6) | TrackBack(0) | 気象の話 |
2006年10月28日

「気象予報士」で検索すると

ブログ検索などを使って「気象予報士」で検索してみると、天気予報が外れて、テレビに出てくる気象予報士への不満を書いている記事がけっこうたくさん出てきます。このブログのように気象予報士試験合格を目指している人のブログや、すでに気象予報士になった人のブログもあるにはあるんですが、気象予報士に不満を持っている人の記事のほうが目立ってますね。


天気予報がはずれて腹が立つのはよくわかるんですが、テレビに出てくる気象予報士にいくら不満をぶつけても、天気予報は良くならないんです。なぜなら、テレビに出てくる気象予報士のほとんどは自分で天気予報をしているわけではなく、気象庁(もしくは民間気象会社)が出した天気予報を発表しているだけだからです。「気象予報士なのに自分で天気予報しないの?」と思う人もいるかもしれませんが、天気予報を行うのは実は結構大変なことなんです。


そもそも独自の天気予報を行うためには、気象庁長官の認可が必要になります。天気予報の認可を得るためにはさまざまな基準を満たす必要があり、すべてのテレビ局や気象予報士が認可を得られるわけではありません。それに、天気予報の認可を得られたとしても、独自に行える天気予報は特定の地域の局地予報に限られていて、都道府県単位の天気予報は気象庁しか行えなくなっています。


さらに、独自の天気予報を行ったとしても、気象庁が発表する天気予報より精度の高い天気予報を行うのはなかなか難しいようです。民間気象会社にしても、そもそも気象庁が提供するデータに基づいて天気予報を行っているので、気象庁と似たり寄ったりの天気予報しかできません。(民間気象会社は気象庁が行わない、きめ細かな天気予報を出すことで商売しているみたいです)


気象庁よりも良い天気予報を行うためには、気象庁よりも質の良いデータを独自に集めればいいわけですが、それらのデータを得るためにはレーダー、気象衛星、スーパーコンピュータなどの非常に高価な設備が必要になります。気象庁の設備(つまり国の設備)よりも高性能の、何億円〜何十億円もするような設備を民間で用意するのは難しいですよね。


これらの理由から、天気予報を当たるようにするには、気象庁の天気予報の精度を上げるしかないようです。天気予報の精度についても書こうと思ったのですが、長くなったのでそれはまた次の機会に。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(0) | TrackBack(0) | 気象の話 |
2006年10月23日

気象予報士試験案内書の頒布

気象予報士試験案内書の頒布が気象業務支援センターでもう始まっています。
第27回気象予報士試験の申請書受付締切日は12月1日なので、次の試験を受ける方は早めに申し込みしたほうが良さそうですね。
特に学科免除がある人は、申し込みを忘れてせっかくの免除を無駄にしたらもったいないですよね。
実際僕の友達でそういう人がいたのでみなさんはお気をつけください(笑)


でも、そういう僕もまだ申し込みはしてないんですよ。
なんかまだ大丈夫かなーと思っているんですが、このまま放っておくと申し込むの忘れてしまいそうで怖いです。
とりあえず、忘れないように11月になったらすぐ申し込みしようと思います。


人気ブログランキング
Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ |
2006年10月20日

天気予報

このブログの右上のほうに天気予報をつけてみました。
なかなかかっこよくて気に入っています。
このブログもだいぶ形が整ってきてうれしいかぎりですね。


人気ブログランキング
Comment(2) | TrackBack(0) | ブログ |

問題を解く(学科試験)

参考書を読んだら、次は問題を解いてみましょう。参考書の内容をちゃんと理解したつもりでも、実際に問題を解いてみるとわからないところがけっこう出てくると思います。これは参考書で頭に入れた(インプットした)知識を、問題を解くときに引き出す(アウトプットする)ことができていないからです。どんな試験でもこのアウトプットがとても重要になるのですが、インプットばかりに気をとられてしまいアウトプットはおろそかになりがちです。そこで、問題をたくさん解いてアウトプットの練習をする必要があります。


問題演習の方法はいろいろあると思いますが、僕のおすすめは「間違えた問題を何度も解きなおす」という方法です。このやり方はかなり一般的な方法ですが、気象予報士試験に限らずすべての勉強の基本だと思います。「間違えた」ということは「わかっていなかった」ということなので、そこをやり直すのは試験対策としては1番効率的です。そして、わからなかったところはしっかり参考書で確認して、次回解くときは正解できるようにしておくことが重要です。間違えた問題がもし本番の試験で出題されていたら1問落としていたわけなので、本番で1問でも多く正解するためには、すべての問題に正解できるまで繰り返し調べ、解き直すぐらいの気合が必要です。


また、何度もやり直すためには問題集にはなるべく何も書き込まないほうがいいと思います。学科試験はマークシート方式なので、問題集に直接答えを書いていったほうが楽なんですが、直接書き込みをすると2回目以降の解き直しがやりづらくなってしまいます。そのため、ちょっと面倒でも別の紙に答えを書いていって、問題集は真っ白な状態に保っておいたほうがお得です。


学科試験に合格するための1番の近道は、やはり問題を解いて解いて解きまくることです。解く量は多ければ多いほうがいいのですが、むやみにいろいろな問題集に手を出すよりも、1冊の問題集を完璧に仕上げるほうが有効だと思います。問題を解いて自分のわからないところを見つけ、そこを集中的に勉強していくという地味な作業が、学科試験の合格に確実につながっていくと思います。


人気ブログランキング
Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強方法 |
2006年10月17日

参考書を読む(学科試験)

気象予報士試験の勉強をしようと思ったとき、まず必要になるのが参考書です。参考書を読まずにいきなり過去問を解き始めても、きっとほとんどの問題が解けずに終わってしまうと思います。まずは参考書で気象学の基礎を身につけなければなりません。


しかし、気象予報士試験のための参考書はたくさん出版されているので、はじめはどの参考書を選べばいいのか悩んでしまいます。そこで、僕が参考書選びでおすすめするのは、「気象学の本」と「気象予報士試験の本」の2冊を買うということです。「気象学の本」とは、一般気象学のように、直接
気象予報士試験を対象とした作りではなく、気象学の知識が深く詳しく書かれている本のことです。「気象予報士試験の本」とは、気象予報士完全合格教本のように、気象予報士試験を対象とした、気象予報士試験の出題範囲がすべてカバーできる本のことです。


なぜこの2冊が必要なのかというと、この2冊がお互いの弱点を補い合ってくれるからです。「気象学の本」だけでは、気象の詳しい知識は身につきますが、気象予報士試験での出題のされ方、法律や観測方法などの気象学以外のことがわかりません。また、「気象予報士試験の本」だけでは、気象学の知識が広く浅くしか身につかず、難しい問題に対応できません。そこで、この2冊を合わせて使うことによって、気象学の詳しい知識と気象予報士試験の幅広い知識の両方を身につけることができるのです。


参考書が決まったら、あとはその本をしっかり読んでいくだけです。参考書の内容を完全に頭に入れるためには、何回も読み直すことが必要になります。そのため、はじめはあまりわからなくても気にせず読み進めて、全体像をつかむようにしたほうがいいと思います。2回目以降、わからなかったところを見直していきましょう。(100ページの本を暗記するとき、1日10ページずつしっかり覚える方法を10日間行うよりも、1日100ページいっきに覚える方法を10日間行ったほうが暗記できる割合が高いらしいです。)


人気ブログランキング
Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強方法 |
2006年10月15日

気象予報士試験精選問題集

気象予報士試験精選問題集〈平成18年版〉
気象予報士試験精選問題集
気象予報士試験研究会(成山堂書店)

気象予報士試験精選問題集は、気象予報士試験の過去問から学科164題、実技9題の精選問題を出題範囲ごとにまとめて収録した問題集です。実際に出題された問題を解くことは、気象予報士試験の勉強をするうえでとても重要なことだと思います。気象予報士試験の過去問は、毎回1冊ずつ試験が終わるたびに出版されていますが、すべての過去問を買おうとするとそれだけで結構なお金がかかってしまいます。その点この問題集は、第1回からの精選問題が非常に多く収録されているため、この1冊でかなりの量の過去問をこなすことができてとってもお得です。また気象予報士試験の出題傾向などもかなり詳しく書かれています。


ただ、学科試験の解答と一緒に載っている解説があまり詳しく書かれていないところがあるので、間違えたところは他の参考書で調べなければいけないかもしれません。しかし、コストパフォーマンスが高いことは間違いないので、自分で間違えた箇所を調べ直すのが苦にならない人や、気象予報士試験にあまりお金をかけたくない人におすすめの問題集です。


人気ブログランキング
Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめ参考書・問題集 |
2006年10月14日

気象予報士完全合格教本

ここが出る!!気象予報士完全合格教本
気象予報士完全合格教本
饒村曜(新星出版社)

気象予報士完全合格教本は、気象予報士試験を受験する人向けにに書かれた参考書です。学科一般・専門の基本知識、出題傾向、重要ポイントなどが出題範囲ごとに書かれています。また、実技の例題も5題載っています。


この本は完全に気象予報士試験を対象としているので、一般気象学最新天気予報の技術とは異なり、気象予報士試験に出題されないような知識は書かれていません。そのため気象予報士試験に的を絞った勉強ができますが、深く気象現象を理解するためにはこの本に書かれている説明だけでは少し物足りないといった感じです。気象予報士試験の必要最低限な知識がしっかりまとめられているので、他の気象学の参考書と合わせて使うと効果的だと思います。


人気ブログランキング
Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめ参考書・問題集 |
2006年10月13日

気象予報士を目指す理由

気象予報士になった人、気象予報士になるために勉強中の人が、気象予報士になりたいと思った理由はいろいろあると思います。僕の場合は天気の仕組みを知り、自分で予報してみたいと思ったからでした。


気象庁のホームページに気象予報士について書かれているので、ここで紹介してみたいと思います。以下は気象庁ホームページからの抜粋です。


 毎日、TVニュースの前後に放映される、気象情報のコーナー。衛星写真や、レーダーで映し出される雨雲の様子。低気圧や高気圧、前線などが引かれた天気図。今日は雨、降るのかな。今週末は出かけるんだけど、天気はどうだろう。屋外でのイベントが控えていると、ついつい天気予報を見る目も真剣になってしまいます。
 気象予報士は、民間の気象会社などで、予報業務を行うにあたって、必要な資格です。しかし、山によく出かけるから、海でサーフィンするのが好きだからとか、日々の天気の移り変わりに興味があるから。そういう理由で、勉強され、資格を取っている方もたくさんいらっしゃいます。
 どうして山の上はあんなに涼しいんだろう。でも、午後になると天気が悪くなるのはなぜ?夏の夕方に雷が多いのはどうしてでだろう。素朴な疑問の答えを探して、気象予報士試験に挑戦してみませんか。勉強を進めていくうちに、日常なんとなく疑問に思っていたことが、実は深い理由があってそうなっていたんだなぁときっと驚きがあると思いますよ。
 気象予報士試験を受ける人は、理系の大学を出た人ばっかりではありません。気象とは学生時代も就職後も全く縁がなく、ただ、天気予報や空の様子に興味を持った人も、たくさん受けて、合格もしています。
 気象予報士。ちょっとがんばって、目指してみませんか。



人気ブログランキング
Comment(0) | TrackBack(0) | 気象予報士について |
2006年10月12日

気象予報士試験とブログ

はじめて日記書きます。
最近ブログ作りにはまって、気象予報士の勉強を全くしてません。まぁこのブログを書いてれば少しは気象予報士の勉強にもなるかな〜っていう淡い期待を持って、このブログを書き続けてます。


まぁまだ前回の気象予報士試験も終わったばかりなので、もう少しのんびりしていようと思います。
またやりたくなったときに勉強開始したいです。
それまではブログをちょくちょくいじっていきたいと思います。


人気ブログランキング
Comment(2) | TrackBack(1) | ブログ |

気象予報士にできること

気象業務法によると、「予報業務の許可を受けた者は、当該予報業務のうち現象の予想については、気象予報士に行わせなければならない」となっています。この「現象の予想ができる」というのが気象予報士の主な特典です。しかし、気象予報士は天気予報は行えますが、警報の発表はできません。警報の発表が行えるのは気象庁だけです。


また、現象の予想以外の業務は気象予報士でなくても行うことができます。つまり、天気を予想するのは気象予報士の仕事ですが、予報の伝達を行うのは気象予報士ではなくてもいいということです。


よく気象予報士とウェザーキャスターを同じものだと思っている人がいますが、ウェザーキャスターとして天気予報を解説する場合は気象予報士の資格は必要ありません。しかし気象予報士の資格を持っていると解説にも説得力が増すので、テレビに出てくるウェザーキャスターは気象予報士の資格を持っている人が多いようです。(でもウェザーキャスターになるのは気象予報士になるのに比べて何倍も難しいと思います。気象予報士の資格を取ったからといって、ウェザーキャスターとしてテレビ局に就職できるというものではありません。)


さらに、予報目的ではない天気の予想は気象予報士でなくても行うことができます。「予報」とは現象の予想の発表のことなので、自分や家族、学校、会社のために天気の予想をするには、気象予報士の資格は必要ありません。


人気ブログランキング
Comment(0) | TrackBack(0) | 気象予報士について |
2006年10月11日

実技試験

実技試験は、記述方式で行われる試験です。試験は第1部と第2部の2つに分けて行われ、時間はそれぞれ75分です。合格基準は、総得点が満点の70%以上となっていますが、その年の平均点によっても変化します。実技試験は、学科試験が2つとも合格した人だけが採点対象となるので、学科一般・専門のどちらか一方でも不合格だと、いくら実技が合格基準に達していようが採点すらしてもらえません。


実技試験の出題範囲は、「気象概況およびその変動の把握」「局地的な気象の予想」「台風等緊急時における対応」です。実技は基本的に天気図などの資料を見て解答する問題が出題されるのですが、「空欄に適切な語句を記入せよ。」や「〜について30字程度で記述せよ。」のように、さまざまな種類の問題が出題されます。


実技試験は学科試験とは異なり、自分で文章を記述しなければいけないので、適切なキーワードを選び、うまく文章をまとめる能力が必要です。また、実技試験で注意しなければいけないのは「試験時間が短い」ということです。試験時間の75分は、じっくり天気図を見ているとあっという間に過ぎていってしまいます。そのため、天気図から情報を読み取り、文章をまとめるという作業が素早くできるように慣れておく必要があります。


人気ブログランキング
Comment(2) | TrackBack(1) | 気象予報士試験について |
2006年10月10日

最新天気予報の技術

最新 天気予報の技術―気象予報士をめざす人に
最新天気予報の技術
新田尚、立平良三(東京堂出版)

最新天気予報の技術は、気象予報士試験を受験する人を対象に書かれた本です。そのため、気象予報士試験に必要な知識はほとんど書かれているので、学科一般、学科専門、実技の全てにおいて参考書として使うことができます。学科と実技を両方カバーしている本はあまりないので、その点でもこの本は優れていると思います。特に実技に関しては、例題が5題載っていて、それぞれに詳しく解説が書かれているので、初めて実技の問題を解く人にもおすすめです。また、気象業務に関する法律が載っていることも大きなポイントだと思います。


しかし、学科一般・専門の内容が詳しく書かれているのはいいんですが、内容がかなり高度で、気象予報士試験では絶対に出てこないような複雑な数式がちょくちょく登場したりもします。そのため、はじめて気象を勉強しようと思っている人にはあまりおすすめできません。一般気象学を一通り読み終わって、さらに上のレベルを目指す人向けのような印象です。


内容はとても高度ですが、気象予報士を目指す人ならぜひ持っておきたい1冊です。本棚に飾っておくだけでも立派なインテリアとなってくれるでしょう(笑)


人気ブログランキング
Comment(2) | TrackBack(0) | おすすめ参考書・問題集 |

学科試験

気象予報士試験には、学科試験と実技試験があります。さらに学科試験は、「予報業務に関する一般知識」と「予報業務に関する専門知識」の2つに分かれています。このブログではこれらの試験を単に「学科一般」、「学科専門」と呼んでいます。学科一般・専門は、マークシートを使った多肢選択方式で、基本的に5つの選択肢の中から「正しいもの」や「誤っているもの」を選びます。試験時間はそれぞれ60分で、学科一般・専門それぞれ15問中11問以上正解で合格となります。(試験の平均点によっては、10問以上正解で合格となる場合もあります。)


学科一般の出題範囲は、「大気の構造」「大気の熱力学」「降水過程」「大気における放射」「大気の力学」「気象現象」「気候の変動」「気象業務法その他の気象業務に関する法規」です。気象学における物理や数学の知識のほかに、気象業務法を理解し、覚えておく必要があります。


学科専門の出題範囲は、「観測の成果の利用」「数値予報」「短期予報・中期予報」「長期予報」「局地予報」「短時間予報」「気象災害」「予想の精度の評価」「気象の予想の応用」です。気象学の知識のほかに数値予報や予想の精度・応用などの知識が必要です。


学科試験のどちらか、または両方に合格した場合、合格通知のあった日から1年以内に行われる学科試験は免除となります。つまり、試験を受けて学科一般だけ合格したとすると、その後2回分の試験は学科専門と実技だけを受ければいいということです。


このように学科免除の制度があるので、「とりあえず学科だけ合格しよう」と思って受験する人が少なからずいるようです。僕はこれが気象予報士試験の合格率を下げている要因じゃないかと思っています。気象予報士試験は合格率5%の難関試験だと言われていますが、学科だけで考えるとそこまで難しい試験ではないんです。出題範囲の内容は過去の試験でほとんど出尽くされたようなので、過去問をしっかり解いて対策をすれば、11問以上の正解は決して難しいものではないと思います。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(0) | TrackBack(0) | 気象予報士試験について |
2006年10月09日

気象予報士試験とは

気象予報士試験は、(財)気象業務支援センターが行う、気象予報士を認定するための試験です。気象予報士試験に合格し、気象庁長官の登録を受けると気象予報士となることができます。気象予報士試験の詳細は以下の通りです。


受験資格
 受験資格の制限はなく、誰でも受験することができます。

試験地
 北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県の6ヶ所です。

試験手数料
 11,400円

試験の概要
 試験は学科試験と実技試験に分かれていて、学科試験はマークシートを使った多肢選択方式、実技試験は文章や図表で解答する記述方式で行われます。

試験の時間割
  9:45〜10:45 学科試験(予報業務に関する一般知識)
 11:05〜12:05 学科試験(予報業務に関する専門知識)
 12:05〜13:10 休憩
 13:10〜14:25 実技試験1
 14:45〜16:00 実技試験2

試験の一部免除
 学科一般・専門のいずれか、または両方に合格した場合、申請により合格発表日から一年以内に行われる当該学科試験が免除されます。また、気象業務に関する業務経歴または資格を有する方については、申請により学科試験の一部または全部が免除になります。

試験の日程
 試験は毎年1月と8月の2回行われています。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(0) | TrackBack(0) | 気象予報士試験について |
2006年10月08日

一般気象学

一般気象学
一般気象学
小倉義光(東京大学出版会)

一般気象学は、基礎的な気象学の知識がまとめられている本です。もともとは大学の教養課程で初めて気象学を学ぶ人向けの教科書として書かれたようですが、今では気象予報士のバイブルとしてすっかり定番となっています。きっと気象予報士になった人で、一般気象学を読んだことのない人はいないんじゃないでしょうか。この本はそれぐらい有名な本なんです。


僕も気象予報士試験に向けて勉強を始めたとき、最初に読んだのはこの一般気象学でした。図やグラフも多く、気象学の入門書としてはかなりいいと思います。ただ、数式も多少出てくるので、数式にアレルギーがある方はもう少し易しい本から入ったほうがいいような気もします。


一般気象学には、主に学科一般と学科専門の一部の内容が書かれています。しかし学科一般の大きな柱でもある法律や、学科専門の気象観測や数値予報については全く触れられていないので、この分野は他の参考書でカバーする必要があります。また、気象予報士試験のために書かれた本ではないので、実技に関する知識も書かれていません。


人気ブログランキングに参加しています。もしよろしければ1日1クリックお願いします。
Comment(1) | TrackBack(0) | おすすめ参考書・問題集 |

気象予報士とは

気象予報士とは、気象業務法で定められた国家資格です。(財)気象業務支援センターが実施する気象予報士試験に合格し、 気象庁長官の登録を受けることによって気象予報士になることができます。また、気象予報士は法律上の欠格事項に該当しなければ終身資格となります。


気象予報士は1993年に気象業務法が改正されたことに伴ってできた制度です。以前は気象庁しか一般向けに天気予報を発表できなかったのですが、気象業務法改正によって民間業者や自治体も局地的な天気予報を発表できるようになりました。しかし、気象情報は防災と密接に関係しているため、質の悪い気象情報を発表されては、社会に混乱を引き起こす恐れがあります。そのため気象予報士制度が設けられ、気象情報の一定の技術水準が保たれているのです。

Comment(0) | TrackBack(1) | 気象予報士について |

自己紹介

みなさんはじめまして。気象予報士めておです。


僕は今大学で気象学を学んでいるのですが、そもそも僕が天気に興味を持つようになったのは高校生のときでした。家から高校まで片道1時間のバス通学をしていた僕は、バスの中からよく空を見ていました。はじめは何気なく眺めていただけだったんですが、次第に毎日違う顔を見せる空の色、雲の形を見るのが楽しみになってきたんです。大きな入道雲を見つけては幸せな気分になり、日暈を見つけては「何だあれ!?」と興奮していました。


こんなふうに空の変化を楽しんでいるうちに、天気の仕組みを知りたい、自分で予報したいと思うようになっていきました。そして「気象予報士の資格を取ろう!」と思ったんです。


その後、僕も大学生になり、気象予報士試験の勉強をする時間的余裕もできてきました。しかし大学生には時間があってもお金がありません。気象予報士のスクールに通うことはもちろん、気象予報士試験の受験料ですらかなりの痛手です。そこで僕は独学で気象予報士に挑戦することを決心しました。


そして平成18年8月、完全独学で気象予報士試験に初挑戦しました。が、結果は学科一般・専門のみ合格で、実技は不合格…。密かに狙っていた1発合格の夢は脆くも崩れ去ってしまいました。


その後、平成18年10月に自分の勉強にも役立つのではないかと思いこのブログを開始しました。そして、平成19年1月の気象予報士試験に2回目の挑戦で無事合格を果たすことができました!(そのときの一部始終はカテゴリ「ブログ」に書いてありますので、興味のある方は覗いてみてください。)


気象予報士には合格しましたが、これで気象の勉強が終わるわけではありません。このブログでも、気象の話や気象予報士試験に関する情報などの紹介を続けていきたいと思っています。僕と同じように気象予報士を目指す人にとって、少しでも役に立つブログになれば幸いです。


気象予報士を目指しているみなさん、ともにがんばりましょう!


人気ブログランキング
Comment(10) | TrackBack(0) | 自己紹介 |
日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。